『いまさら翼といわれても』米澤穂信
シリーズものだとはつゆ知らず読み始める。
ホウタロウの理詰めに物事を考える高校生の姿に関心する。
何事にも積極的に関らないことをモットーにホウタローの生き方が不思議な描かれ方をしていると思った。が、ホータローの過去が明らかになるに謎が解き明かされる。
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければならないことなら手短に」
と思うようになったのかを。
ホウタローは名前のごとく心優しき思いやりのある人なのだ。
事件の解決よりホータローの立ち位置に目がいってしまった。