徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2023-01-01から1年間の記事一覧

家族じまい

『家族じまい』桜木紫乃 認知症の母の面倒をみる横暴な父親。かって家族だった二人の娘の葛藤。 かって4人家族が子供が新しい家族をもち、親は記憶もあいまいになりやがて家族はなくなる。老いるということはそういうことなのだ。 その上、娘二人の夫婦の関…

わかれ縁

『わかれ縁』西條奈加 江戸時代の理不尽な三行半。公事宿を舞台にお江戸の離婚物語。 つながる縁もあればわかれる縁もある。様々な縁によって人はいきているのだ・・・ 「物思いや情などを、外に向かって吐き出すか、内に溜め込んで素知らぬふりをするのか」…

作ってみました

ユーチューブでヨーグルトから砂糖と塩を混ぜて一晩濾すとクリームチーズが簡単に作れることを知り作ってみました。 ヨーグルトがパンに乗せられるようになり、ヨーグルトをわざわざ食べなくともよくなり時短でき、ジャム乗せで美味しいパンになりました。

神さまのはからい

『うたかたモザイク』一穂ミチ 13の物語からなる短編集。 「神さまはそない優しない」が楽しめた。 不慮の事故で死んでしまった夫が猫として妻の元に現れる. 夫の記憶を持つ頭脳は人で形は人間。 人間やった頃は妻をええ気分にさせてやったことがあったか…

雨降って地固まる

『セクシャル・ルールズ』坂井希久子 夫婦間のワークバランスって大切。 やりなおすことができ、めでたし。めでたし。 雨降って地固まる。

日々是好日

『御坊日々』畠中恵 明治の半ばの僧侶、冬伯の日々を描く。この僧侶、相場師でもあり2足のわらじをはく。 変わり続ける明治の世の中と江戸の埋蔵金の秘密や師僧の死の謎とき、よろずの相談の解決など人情ゆたかな冬伯の日々。 コロナ禍の令和も日々続き暮ら…

旅情

『夢も見ずに眠った』絲山秋子 離婚してもなおいい関係が続いていくのはいいなと思う。 二人が訪ねた旅や一人で訪れた町の風景が語られる。 旅情が感じられて出かけたくなる。

山笑う

山笑う、昭和(緑)の日。 今近くの名も知らぬ山々の緑のグラデーションとても美しい。 山笑うとい俳句の季語が実感できる。笑うより、微笑むが個人的にはふさわしく思える。

 朝の定番

このところ、毎朝しらすチーズトーストに、このぶっかけをかけるのにはまっている。

葉桜

上生菓子、「葉桜」季節を味わう。 熱い抹茶玄米茶と共に。 お抹茶がないのが残念だけど、美味しい。

どろにやいと

『どろにやいと』戌井昭人 あやしげなもぐさの行商人が山里の村を訪れそこで怪しげな人達と出会い、災難に会い・・・ 地滑りに遭いその中で焼けたお堂が流され大きなやいとにみえる?悲惨な状況が巧妙に描かれる面白い物語。

なんか楽しい、面白い本ないかな?

情けは人の為ならず

『隠居すごろく』西條奈加 糸問屋六兵衛のにぎやかな隠居生活。 人生、「しくじりをくり返して、覚える・・・ 人の思いは目にみえず、触れもしない・・・・慮りを深めていくより他に学びようがない」 正に、正にである。 孫の優しさや人を思い遣る気持ちが六…

寄り添って生きる

『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』越智月子 鎌倉の古い洋館のシェアハウスに暮らす人たちのそれぞれの物語。 美味しいコーヒーと美味しいカレーがそこでふるまわれる。 コーヒーはカフエオーレにして飲むことが多いので、苦味やフルーティな味わいなどわからかっ…

気をつけるねん。

『淀川八景』藤野恵美 八話の大阪物語。 「あの橋のむこう」がいい。 姉妹の愛情が描かれる。 お姉ちゃんはあたしをいじめへんかった。だから、わたしはだいじぃうぶ。 人間って弱い者いじめとかを楽しく感じるようにできてるんちゃんかなって思う。 だから…

風の値段

『風の値段』堂場瞬一 なぜ、極秘データーが流出したのか? 風力発電の研究の世界と新橋署の生活安全課の刑事の捜査が描かれる。 久ふりの警察小説。ぐんぐん引き込まれた。 愛する人のためにデーターを売ってしまうが、結局大事な人を守れず この研究者は今…

小説家の一日

『小説家の一日』井上荒野 十作品からなる短編集。 「好好軒の犬」が面白かった。 今でも妻の作品を夫が自分の名で発表することなんてあるのかしら? みんなおちがあり楽しめる。

ココアで一息

『木曜日はココアを』青山美智子 みんな繋がる、リレーみたいな温か物語。 心が寒い時ココアを飲むと体も心もほっと一息。

カルピス

仕事のお供にカルピスを作って持参。 いちごは少し甘味がつよかった。 巨峰が程よく美味しい。ノーマルと交互に愛飲している。 フルーツミックスを初めて見たので即購入。 どんな味か楽しみ。

石の衣

『うさぎ玉ほろほろ』西條奈加 日替わりの諸国銘菓を作る和菓子屋の人情噺。 おいしそうな和菓子と共に話が進んで行く。 和菓子を求めての旅もいいいなぁ。 だれだって、石の衣をきている。 意味深い言葉だ。

心がほっこり

『夜明けのすべて』瀬尾まいこ PAMも程度により回りの人に迷惑をかけるとは知らなかった。 パニック障害もある日突然襲われれるとは・・・ そんな二人が小さな会社に転職を余儀無くされる。 問題をかかえながらもお互い人を助けようとする温かい物語。 瀬尾…

ギフト

『ギフテッド』藤野恵美 ギフテッド児という言葉を初めて聞いた。 高い能力があっても生きずらさや理解されないことも多々あるなんて・・・ 子育ての難しさや教育のあり方など興味深く面白かった。 ギフト、神様の贈り物、与えられた能力を最大限に生かす、…

ミステリー

『二重らせんのスイッチ』辻堂ゆめ 異なる環境で育った一卵性双生児の双子。 どういう展開になるかと思いつつ読み進める。 手の込んだミステミリーだった。 経験や記憶が人を作るというのは、真実だ。

サクサク読める

『真実への盗聴』朱野帰子 遺伝子治療をしたために聴覚が発達した主人公はその聴覚を生かし仕事でスパイを命じられる。サクサク読める物語。

大切な人を失うということ

『ほどなく、お別れです』長月天音 葬儀はあまり経験することはないが、葬祭ディレクターの大切な人の哀しみに寄り添う姿が描かれていて興味深かった。 残された人たちが、故人を悼み、哀しみを背負いながらも未来に目を向け生きていけいけるようなそんな温…

愛すること?

『やめるときもすこやかなるときも』窪美登 人を愛することって何なんだろう。 結婚に誓いの言葉にあるけれど、介護できるかと自分の思いに不安がある。

漂う寂寥感

『心淋し川』西條奈加 江戸のどぶ川の片隅の長屋に住まう人たちの生きる姿を描く。 忘れたくても、忘れ得ぬ思いが、人にはある。 悲嘆も無念も悔恨も時のふるいにかけられて、ただひとつの物思いだけが残される。 虚に等しく、死に近いものーーーーその名を…

かみのまにまに

『まにまに』西加奈子 楽しいエッセイ。 かみのまにまに・・・・

ガラスの海

『ガラスの海を渡る船』寺地はるな 兄、妹が営む小さなガラス工房。 ガラスのように繊細で美しい物語。 大阪弁が沁みる。

古書の街、神保町

『古本食堂』原田ひ香 本とおいしい食事。たまりませんな。 本好きな主人公が夢、なりたいことを叶えられて目出度し。目出度し。 次は恋恋路が気になりますね。