徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

石の衣

『うさぎ玉ほろほろ』西條奈加 日替わりの諸国銘菓を作る和菓子屋の人情噺。 おいしそうな和菓子と共に話が進んで行く。 和菓子を求めての旅もいいいなぁ。 だれだって、石の衣をきている。 意味深い言葉だ。

心がほっこり

『夜明けのすべて』瀬尾まいこ PAMも程度により回りの人に迷惑をかけるとは知らなかった。 パニック障害もある日突然襲われれるとは・・・ そんな二人が小さな会社に転職を余儀無くされる。 問題をかかえながらもお互い人を助けようとする温かい物語。 瀬尾…

ギフト

『ギフテッド』藤野恵美 ギフテッド児という言葉を初めて聞いた。 高い能力があっても生きずらさや理解されないことも多々あるなんて・・・ 子育ての難しさや教育のあり方など興味深く面白かった。 ギフト、神様の贈り物、与えられた能力を最大限に生かす、…

サクサク読める

『真実への盗聴』朱野帰子 遺伝子治療をしたために聴覚が発達した主人公はその聴覚を生かし仕事でスパイを命じられる。サクサク読める物語。

大切な人を失うということ

『ほどなく、お別れです』長月天音 葬儀はあまり経験することはないが、葬祭ディレクターの大切な人の哀しみに寄り添う姿が描かれていて興味深かった。 残された人たちが、故人を悼み、哀しみを背負いながらも未来に目を向け生きていけいけるようなそんな温…

愛すること?

『やめるときもすこやかなるときも』窪美登 人を愛することって何なんだろう。 結婚に誓いの言葉にあるけれど、介護できるかと自分の思いに不安がある。

漂う寂寥感

『心淋し川』西條奈加 江戸のどぶ川の片隅の長屋に住まう人たちの生きる姿を描く。 忘れたくても、忘れ得ぬ思いが、人にはある。 悲嘆も無念も悔恨も時のふるいにかけられて、ただひとつの物思いだけが残される。 虚に等しく、死に近いものーーーーその名を…

かみのまにまに

『まにまに』西加奈子 楽しいエッセイ。 かみのまにまに・・・・

ガラスの海

『ガラスの海を渡る船』寺地はるな 兄、妹が営む小さなガラス工房。 ガラスのように繊細で美しい物語。 大阪弁が沁みる。

最近読んだ本

『浅草ルンタッタ』劇団ひとり 最初は読みずらいと思ったがだんだんひきこまれゆように・・・ こんな作品を作る方だったのか。すがいなぁ。 『キャベツ炒めに捧ぐ』井上荒野 食べ物関連の物語は楽しい。 十人十色、様々な老後の暮らしがある。 楽しくいきな…

土偶おもしろい

『土偶手帳』益田亜紀子 土偶の面白さをユニークに紹介してくれる。まさしく土偶手帳。 土偶って祈り、信仰なのにきもかわいい。縄文人のおおらかさがしのばれる。

私が誰かわかりますか

『私が誰がわかりますか』谷川直子 国民病的な認知症の義父を看取る地方の長男の嫁の想いを赤裸々に描く。 迷惑をかけずに生きぬくことがどれだけ大変か。 好き好んで認知症になるわけではないが・・・・ 記憶が失われていくことの怖さがありありと映し出さ…

まっとうに生きる

『一橋桐子の犯罪日記』原田ひ香 一人暮らしになった高齢者が老後の不安を刑務所に入所し安楽?に暮らしたいと思い犯罪を考える。 されど、いろんな人に助けられ、まっとうに歩み始める。 まっとうに生きる・・・

パン日和

『毎日がパン日和』森貴美子 この本を読んでまさに毎日パン日和 厚切りはちみつトースト美味しい。バターなくて、お墨付きのマーガリンだけれど。

仏像入門書

『仏像に恋して』 久しぶりにコミックを読んだ。 わかりやすくてうれしい仏像入門書

わけあり家庭

『宙ごはん』町田そのこ 複雑な家庭で育った宙。その分いろんな人の助けられ悩みながらも人の痛みを思い遣り、自分が受けたものを返そうとする。 美味しい食べ物に救われ元気づけられる。 食べることはまさに生きること。美味しい物は活力を与えてくれる。 …

老いの重荷は神様の賜物

『老いの重荷は神様の賜物』樹木希林 この本を読んで、「最上のわざ」という詩を初めて知った。 なるほどいい詩だ。 弱って、もはや人のために役たずとも、 親切で柔和であること。 何もできなくとも手を合わせることができれば 他の人のために祈れる。 いろ…

縁は異なもの・・・・

『縁』小野寺史宜 毎日いろんなことが起こる。いいことも悪いことも。 でもちょとした縁で人は繋がり悪から踏みとどまることもできる。 縁とは味なものである。

本日休みなり

神社までの散歩コースも新に発見した。 畑道を通り参拝する。 休みの日の日課である。 『君といた日の続き』辻堂ゆめ 夢のような時間の再来。物語だからこその展開だったが、 どんなに今がつらくともそれが永遠に続くわけではなく、大切な思い出を生きる原動…

愛ある世界

『愛なき世界』三浦しをん 植物をこよなく愛するス植物研究者に恋する洋食屋の見習いの主人公。 愛ある世界の物語。 人生のすべてを植物に捧げ一途に地道な研究を続ける姿は美しい。

いいな。

『みぃつけた』畠中恵 いいな。この世界。

明るい家じまい

『姑の遺品整理は、迷惑です』垣谷美雨 一人暮らしの姑が亡くなり住んでいたマンションの遺品整理をすることになった嫁である望登子の捨活の奮闘ぶりを明るく描く。 大量の遺品にイライラさせながらも、亡き実母との違いにあきれながらも二人の母にたくさん…

人間関係難し

『きみはだれかのどうでもいい人』伊藤朱里 職場の人間関係をリアルに描く。同じ出来事でも当事者や傍観者では全く味方が違う。当たり前のことではあるが・・・ 理解しえない、歩みよれない人間関係に読んでて疲れてしまった。 読んでて疲れてしまった。

まっとうな人生

『まっとうな人生』絲山秋子 富山を舞台にコロナ禍を生きる姿を描く。 夫婦は我慢と忍耐。生きるのはほんとうにめんどくさいと主人公に言わせる。 でも、まっとうに生きていこうとしている主人公がいる。

はじめ食堂

『恋するハンバーグ』山口惠以子 一流のコックさんがつくる美味しい洋食店。 優しい妻が切り盛りする温かいはじめ食堂。 いいな。こんなふたり。温かで、さど、いごこちのよい店なんだらう。

思い出の野菜ラーメン

『ウズタマ』額賀澪 家族の形は様々。 思い出の大好きウズタマが載った野菜ラーメン。 守るべき人が見つかって良かった。

あぁ、結婚

『あの子が結婚するなんて』五十嵐貴久 ブライダルコメディ。 こんな作品を男性が書くなんて、女性心理を表し過ぎてるような・・・ パッピーエンドに終わって目出度し。

いいじんせいだったよ

『わたしたち』落合恵子 13歳で出会った女の子4人の人生を看取るまでを描く。 最後に「いいじんせいだったよ」といって、自分の葬儀プランも手配して幕をとじる友人。それぞれがみんなわたしの人生をいきる。

凛として

『向田邦子の青春』向田和子 古びないな。 凛として美しい人だ。

摩訶不思議

『かんむり』 綾瀬まる 結婚を続けていこうとする夫婦の姿をありのままに描く物語。 分かり合えているような気もし分かり合えないような・・・ 夫と私では、どうやら、知覚している世界が違うらしいということについて こういう感覚は私自身も持っている。 …