徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

無中で読める

十の輪をくぐる

『十の輪をくぐる』辻堂ゆめ

二つの東京五輪をめぐる三世代物語。

集団就職、紡績会社のバレーホール。炭鉱の暮らし。夫のDV。ADHDの子供の子育て。大人のADHD認知症。生きずらさ。オリンピックに出場する夢。

子供をまっとうに育て守ろうとした母親の強さ。

夢中で読めるいい物語だった。

面白かった

グ、ア、ム(新潮文庫)

『グ、ア、ム』本谷有希子

大卒でワーキングプアの長女とその姉を反面教師とし高卒で堅実に信用金庫に勤める次女。その姉妹と母とのグアムへの家族旅行の珍道中を描く。

この作家がこんな面白い本を書くとは思わなかった。(前に読んだものはよくわからず、ついていけなかったので)

家族に寄せる愛情や飼いウサギに対する想いなどユニークな父親。

やはり、最後は家族なんだと思わせる。

 

 

 

 

 

命の現場

トリアージ

トリアージ』犬養楓

新型コロナウイルス感染症の重症患者の治療を行う最前線の医療施設が舞台。

まるで、ドキメンタリーのようなリアルさ。

目の前の命を救うための過酷さや葛藤。

命を救うだけでなく、その人の命が終わっていいと判断するのも医師としての尊い使命と責任感。

まだまだ医療従事者さんたちの戦いは続く・・・・・

断捨離 その後

ようやく、不用品をまとめた。

燃えないゴミは20袋になり、月に4袋出す。

燃えるゴミは只今、6袋スタンバイ中。

燃えるゴミの回収は週2回あるのでうれしい。

カラーボックスを2つ処分し、タンスの引き出しも1段はからにしたけれど、

もう少し衣類を整理しなくては・・・まだまだ断捨離は続く。

 

 

へバーデン結節

先週、篠ノ井詣出(ベーチェット病のため診察)

病気は安定しているのだが、

いかんせん、左手第2指、3指がへバーデン結節のため、いびつで痛い。

TVでカテーテル治療でよくなるとの情報を得たので、担当医に病院紹介できないかと尋ねるとそんな話は聞いたことがなくできないとのこと。

ネットで調べると、その治療は自費になるらしい。

多くの女性が罹患しているのに保険がきかないとは・・・・

なんだかなぁ。悲しくなる。

対症療法で我慢するしかないか。

それにしても指、ぶさいく。

 

ひとりでカラカサさしていく

ひとりでカラカサさしてゆく

『ひとりでカラカサさしていく』江国香織

三人に一体何があったのか?よくわからない。一人は末期がんだから・・・・それなりの理由はあるのだろうが・・・あまりにも衝撃すぎる。場所、時間、方法が。

三人の残された周りの人たちの心の有り様が細かく描かれている。

失ったからこそより身近に感じられるような。

人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいくとかいわれるが、誕生には傍らには母がいる。

死出の旅は一人。

だが、この物語では仲良く旅立てる。

私の人生は上出来だった

といって、介護の世話にならないうちに行きたいものだ。

興味深く読んだが、誰が誰の親戚なのか、なかなか把握できず、私は苦労しました。