徒然3行かもしれない日記

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風かおる

風かおる (幻冬舎時代小説文庫)

『風かおる』葉室隣

「そうだ。わたしたち はよい風にならねばならぬ。この世によき香りをもたらす風にならなければいけないのだ、とわたしは思う。」

 

どのような悲しい思い出も乗り越えていかねばならない。

風がかおるように生きなければ。 

 この文章にこの時代小説のすべてがある。

爽やかな5月の風のように生きたいものだ。