徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2021-01-01から1年間の記事一覧

ひとりの修羅なのだ

『かなしみはちからに 心にしみる宮沢賢治のことば』斎藤孝 まことの幸い、みんなの幸いを一途に思っていた宮沢賢治。 美しいことば、強いことばの数々が集められている。 表題は書簡から取られた。 かなしみはちからに、 欲はいつくしみに、 いかりは智慧に…

海うそ

『海うそ』梨木香歩 丹念に、丹念にフイルドワークで訪れた遅島の様子が綴られた前半。 そしてその五十年後。 架空の島なのに、ノンフィクションのような作者の想像力の豊かさに圧倒される。 深い喪失感を抱きながら島を訪ねた主人公。その喪失感は五十年後…

アンマーとぼくら

『アンマーとぼくら』有川浩 久しぶりに有川浩読んだ。 義母と亡き父の思い出をたどる三日間の旅。 美しい沖縄の海と空。義母の優しさと父子に捧げる愛情。 綺麗な物語だった。 リョウが竜馬だったとは・・・・ 父親像も坂本竜馬をイメージしてつくられたの…

慧眼

『慧眼』本城雅人 プロ野球のスカウトたちの駆け引きを描いた6作からなる連作短編集。 主人公、堂神の慧眼ぶり。まさに名は体を表す。 おまえの人生だからおまえがやるしかない そういうふうに、主人公も生きてきたんだな。 『水やりはいつも深夜だけど』窪…

火災調査官

『火災調査官』福田和代 火に魅せられ、火災調査官となった東が連続火災の犯人を追う。 火災の現場には、ダ・ヴィンチの模写絵と百人一首の歌。 面白くてページをめくる手が止まらない。 所詮、人間の理解なんて、そんなもの。 自分が見たいと思うものしか見…

枇杷の木がある家

『うつくしが丘の不幸の家』町田そのこ 同じ家に住んだ5つの家族の物語。 それぞれの家族が夢や幸せをつかむため家を求める。 最初に住んだ住人が植えた枇杷の木。そして枇杷の木が成長した後に移り住んだ家族。 しあわせは人から貰ったり人から汚されたり…

神様のカルテ ドラマスペシャル

「神様のカルテ」ドラマはとても良かった。 命を守る医師の姿と夫婦愛がみごとに描かれてる

ダービー制覇

『あかりの牧場』本城雅人 競走馬、キタノアカリの生産者、調教師、騎手が一丸となって、夢のダービーを制覇するまでを描く。 夢のある物語っだった。 夢をあきらめないで持ち続けていればその先には明るい明日がある。

書店員一押し小説

『店長がバカすぎて』早見和真 書店員を描いたお仕事小説。書店員さん一押し、納得。 本屋大賞取りたかっただろうな。

サクセストーリー

『メイドイン京都』藤岡京子 資産家の跡継ぎだった人と結婚するため仕事をやめ京都に来ることになった主人公。 ところが、結婚は、親戚との関係やしきたりや変わってしまった婚約者としっくりいかなくなり破談に。 それでも、Tシャツに刺繍をするというもの…

レクイエム

『永遠のおでかけ』益田ミリ 父に対する想いを綴ったレクイエム。 悲しみには強弱があった。 まるでピアノの調べのように、 わたしの中で大きくなったり、 小さくな ったり 大切な人が永遠のおでかけを与儀なくされる時がくる。 1冊まるごと作者のレクイエム。…

美しい絵のような・・・

『<あの絵>のまえで』原田マハ 有名な絵のまえにたたずみ新な一歩を踏み出す人たちを描く6つの短編集。 それぞれの物語が絵のように美しくきれいな終わり方をしている。 一生懸命に生きていても、いつのまにか一人で人生の脇道に一人で佇んでいる、そうい…

就活

先日、車検の日に図書館に寄り、リサイクル本をボックスをなにげにのぞくと 樹木希林の『一切なりゆき』と大好きな司馬遼太郎の文庫本『峠』上・下があった。 思わずラッキーと有難くいただく。ちょうど樹木希林の字がいいなと思っていたところだったので 書…

チョコ三昧

八幡屋磯五郎のスパイシーチョコをちまちま食べつつ、以外に美味しいのだが、もうひとかけずつ入っていればいうことなしなんだけど、私にとっては、高価なチョコ。 疲れた体には、くちどけブランデー&オレンジがコスパもよく美味しい。 ガーナピンクチョコ…

さのよいよいっと

『さのよいよい』戌井昭人 面倒なこといやなことを踊りとお不動さんの護摩焚きに燃やして生きてきた祖母の信心を描いた小説。 自分の人生、自分で踊るしかないか。 護摩焚き、御利益ありそうな。

お好み焼屋さんから始まる

『SOP大阪遷都プロジェクト』増田晶文 昭和の大阪遷都構想の秘密資金を探すために、けったいな仲間が集まる。 途中から読み進めずらかったがなんとか読了。 大坂人の心意気みたいなものが感じられた。 お好み焼屋さんから始まるとは、『プリンセストヨト…

いいな この装丁

『聡乃学習』小林聡美 エッセイ集 この装丁いいな! 著者ではないが、皆さまお健やかに。 ち この装丁いいな。

血のつながりはなくても

『だまされ屋さん』星野智幸 家族の再生物語。 ジェンダー、在日、ハーフ、兄弟、兄妹、嫁姑、あらゆる家族の問題が多岐に広がり どう、問題解決するのか? いい関係で暮らせればOKかもだれだれをだますのか? 言葉の応酬がすごい。

あとがき最高

『ぱくりぱくられし』木皿泉 エッセイ集である。 本編よりもあとがきが好きだ。 あとがきのあるものは、あとがきから読む。 あとがき最高。 みんなの幸せを願うのが、自分自身が幸せになる一番の早道、 今、苦しい思いをしているあなたへ、それは永遠には続…

二度美味しい

休日のお 昼ご飯は「辛ラーメン」半個と少しのご飯。 まずは辛ラーメンを煮て出来上がりにとろけるチーズをと韓国のりをトッピング。 それを食した後、残った。スープにご飯を投入し、チンして雑炊にして食す。あれば豆苗をちらす。色どりも美しい。 麺とご…

お母さんあっぱれ

『通夜女』大山淳子 どんな展開になるのかわくわくしながら読んだ。 主人公のお母さんがあっぱれ。 日々是前進。

命の樹

『移植医たち』谷村志穂 眠る間をけずり、命を救うことだけを想い働く移植医たちの姿を丁寧に描く、渾身の物語。 まだ実験段階であった臓器移植。 その先駆者たちの苦悩や地道な努力が人の命を助ける。 臓器移植とは、まさに「命の樹」 命の樹という表現が用…

江戸時代にトリップ

『ちょちょら』畠中恵 新米江戸留守居役の奮闘ぶりを描いた時代小説。 わが身を優先するのではなく、藩のこと、周りの人のことを慮って動く心優しい主人公。しくじっても、めげず次の一手を考える前向きな強さを持つ。 いつの時代でも折れない心の強さと他を…

なが~いガイドブック

『ひとり旅日和』秋川滝美 サクサク読めて名物満載。 旅に出たくなる本。なが~いガイドブックのような。 人見知り度そんな高くないような。 自分とういうもの持ってる主人公だし、変わりたいという気持ちがあれば・・・ 少しずつ変わって(成長して)いけれ…

誕生日はチョコレート

ここ数年、娘から誕生日チョコをもらう。バレンタイン商戦真っただ中、 店にはチョコレートの華盛りであることもありチョコレート好きな私。 今年は白金のカラフルタブレットチョコ 美しくておいしそう。 もう一つは八幡屋磯五郎のスパイスチョコレート。 ど…

どんな物語を描くのだろう

『ティンホイッスル』中江有里 作者が女優で書評もしていることだけ知っていた。 どんな物語を描くのだろうとの興味で読んでみた。 人には支える人と支えられる人がいる なんだかこのフレーズが印象に残った。

風かおる

『風かおる』葉室隣 「そうだ。わたしたち はよい風にならねばならぬ。この世によき香りをもたらす風にならなければいけないのだ、とわたしは思う。」 どのような悲しい思い出も乗り越えていかねばならない。 風がかおるように生きなければ。 この文章にこの…

奇跡がやってくる

『えんとつ町のプペル』にしのあきひろ 美しい絵本。 満をきししての映画化。すごいな。 着実に夢に向かっていった結果だろうけど、奇跡かやってくる。

しりきれとんぼ

『おまえの罪を自白しろ』真保裕一 代議士の孫が誘拐され、誘拐犯の「おまえの罪を自白しろ」との要求に自白し無事孫を取り戻す・・・・・というお話。 代議士の秘書の次男坊が解決に導いてしまう前までは、面白かったが、最後はなんだか不思議な結末のよう…

初詣

令和3年幕開け。 元旦は真田神社。ここ数年恒例に。 2日は松本へ。 牛に引かれて善光寺ではなく牛伏寺へ。 狛犬ならぬ牛さんがお出迎え。コロナ禍で牛さんを撫でることもかなわず。 立派な仁王門をくぐり観音堂に詣でる。 皆の健康第一を祈る。 帰りは平田…