徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2021-01-01から1年間の記事一覧

微妙な心

『婚礼、葬礼、その他』津村記久子 友人の婚礼の最中、会社の上司の父親の葬礼に呼び出されたの微妙な心模様を描く。 気のいい主人公の素直さがいい。

理解不能

『百年と一日』柴崎友香 目次が長くてインパクトがあった。 しかしながら、私には理解できなかった。 関西弁の話は入りやすいけれど。 装丁は好きだな。

普通にちゃんと生きる

『ナモナキラクエン』小路幸也 こんな家族の形もあるのだと感心させられる。 たとえ血が繋がっていなくとも、愛情いっぱいにそそがれれば幸せな家族の楽園になりうることがきちんと描かれている。 普通にちゃんと生きる。家族を大切にして父の代わりに兄弟を…

幸せの花

『やがて訪れる春のために』はらだみずき あたえられた場所で、あるものを生かし、ないものは求めず、生きるために深く根をはろう。 認知症の祖母のため、自分の夢を叶えるために幸せの花をさかせようとする再生の物語。

美味しい和菓子屋さん

『亥子ころころ』西條奈加 諸国の美味しい和菓子を作って親子三代で商う南星屋。 美味しい和菓子職人と娘と孫の美味しい人情話。 地方の和菓子につられて読みやすいく心温まる話。

未熟であること

『虹色と幸運』柴崎友香 友達、3人三様の一年間を淡々とつなげて描いていく。 なんとはなく読み進めたが、なにが幸運なのか、いまいちわからなかった。 それでも、迷いながらも、生きていくのが人生なんだと思える。 そのなかのひとりが、三十代になっても…

それぞれの街で

『わたしがいなかった街で』柴崎友香 日常生活を送る中で、過去に起きた原爆投下や大阪や東京の空爆、ユーゴの内戦などをすごく身近に感じ取る派遣社員の沙羽。 作者の独特の世界観。 生きづらさや人との距離感。 近い過去、遠い過去。そして今自分が存在し…

春は始まりの季節

『春は始まりのうた』小路幸也 わけあり巡査さんと特異な才能を持つふたりの恋花と事件をからめたミステリー。 さわやかな読後感。 春の芽吹きの香りを感じられるのは、良いものさ どんな人生にも芽吹くときはあった。蕾が大きく膨らむときも、 そのまま落ち…

生きづらさ

『どうしても生きている』朝井リョウ 生きづらい現代社会。 いろんな人が問題をかかえながらも、生きている。 人生ってそういうものかも。

世界は美しい

『とわの庭』小川糸 やわらかな語り口で始まるのでいい母娘のも物語とおもいきや、虐待の話だとは・・・・ それでも周りの人たちの援助と強い生命力で、前に向かって生きようとする一人の盲目の女性の物語。 世界を美しいと感じ、その美しいものを慈しむため…

それでも前向きに

『それでも陽は昇る』真山仁 震災で人生がリセットされゼロになった主人公。やるせなさ、哀しみ、痛み、苦しみなど様々な思いをもちつつ、前向きに生きる。 そして、失敗から目をそらさず、学びそれを伝えていくことという使命を抱く。 陽は昇り、陽は沈む。…

ワンダフルライフ

『ワンダフルライフ』丸山正樹 構成がわかりにくかったが、最後に一つに繋がっていく。 まさに作者だからこそ書ける物語。

マイモーニング

この頃の私のささやかな朝ごはん。 トーストにお手製の桑の実ジャムと梅シャム、ナッツンベターの粒いりピーナツバターの3種乗せ。 今日はたまたま、バケットだが・・・ 桑の実のぷちぷち感、梅の実のすっぱさが疲れをいやし、ピーナツの粒粒感が美味しい。…

小豆島 おまめごとの島

『おまめごとの島』中澤日菜子 小豆島を舞台に家族の有り様を描く。 おまめごと・・・・真面目なこと。真実なこと。 まめまめしく生きることが大切。

キラキラの法則

『キラキラ共和国』小川糸 『ツバキ文具店』の続編とは知らずに読んだ。 代書屋さんの美しい文字の文章には心惹かれる。 優しい優しい美しい物語。 目を閉じて、キラキラ、キラキラ、と心の中で唱えるだけて、心の暗闇に星が現れて明るくなると。 キラキラ共…

ゾーン

『ゾーンにて』田口ランディ 人が立ち入ることができない警戒区域、ゾーンにそのまま棲まざるをえない動物たち。 そしてその世話をするためにゾーンにいく避難生活者。 重たい内容だった。

義肢装具士は神様と同じことを試みる

『神様にはまけられない』山本幸久 義肢装具士を目指す三人三様の姿を描く。この方の小説は読みやすい。 踏ん張って頑張って夢に向かっている姿がまぶしい。 ハウツー本ではないが、装身具の製作実習場面のところイラストがあればなあと思ってしまった。知ら…

失せ物見つかる

観音さんに電話してみればと有難いお言葉を頂き ダメ元で電話すると味噌おでんを頂いた店の電話番号を知ることができ 一件落着、失せ物発見。 警察に店の電話番号教えてもらえないかと(店の名前わからなかったので)尋ねると教えてもらえなかったが・・・・…

失せ物に胸がはりさけそうだ。

せんだって、伊香保の放水寺を訪ねた。 台湾のお寺だと聞いて異国情緒を味わいたく。 お寺も風情があり良かった。 が、なにより山門をふりむけば眼下に広かる伊香保の町?なのか盆地がみえロケーションが最高。 その帰り水沢観音により六角堂にお参りし、デ…

大きな木

『始まりの木』夏川草介 挿画がいせひでこであるせいか、『大きな木のような人』を思い浮かべながら読んだ。 大きな木に畏怖の念を持ち神と手を合わせてきた人たちの心の有り様を探る。 いいな。「旅の準備をしたまえ」という言葉。

大岡裁き

お 『悪玉伝』浅井まかて 史実であるとは・・・・ 大坂で一件落着した商家の跡継ぎ問題がお江戸でまた裁かれる。 洒落で粋な大坂商人が牢獄までおちる。 吉宗や大岡越前が出できての大岡裁き。 見る角度をかえればどちらが悪玉がわからなくなる。 読後感はす…

大切な何か

『あとを継ぐひと』田中兆子 しみじみとした短編お仕事小説。 「見る角度を変えてみると思わぬ発見がある」 「自分の大切な何かをたくしたい」 私に大切な何かや託したい想いなどあるのか?

すかたん

『すかたん』浅井まかて 表題のとおり、大阪舞台で活気があり面白かった。 私もすかたんだらけだ

遅れてやってきた母の日

ランチを食べに、手打ちパスタの店に。 ホタテとエビのトマトクリームソース 手作りベーコンのカルボナーナ 腰のある食べ応えのあるお手製パスタ、美味しかったです。隠れ家的な赤い可愛いドアのお店。 おやつは 豆花とプチ仙草 豆花が見えないけれどお豆腐…

美しい落陽

『落陽』浅井まかて 三流新聞の記者たちが、明治神宮造営という国家フロジェクトを通して明治天皇とその時代を描く。 天皇の徳、恩を想い神宮の森を150年後を見据えて造営する。 そして現在110年ほど、まさに都会の杜となっている。 明治を生きた人た…

美味しいものを食べたい

『ヒソップ亭』秋川滝美 美味しい名酒と素材を生かしたお料理を指す旅館の食事処を舞台に描かれる。 美味しい本。 大きな目標を達成するには、日々の 積み重ねが大事 おいしいものを食べれば、人は優しい気持ちになる

グットバイ

『グットバイ』浅井まかて 幕末の長崎でお茶の交易に乗り出した商人、大浦慶の生涯を描いた大作。 祖父に言われた「勘を磨け」という言葉を大事に商売に励む。 そしてただただ「精一杯を尽くす」 大河ドラマで見てみたいものだ。 主役は松たか子あたりがいい…

メタ認知力

『人生、オチがよけれよければければすべてよし!』立川談慶 軽妙な語口で生き方を指南する。 さすがは落語家。絵もうまいしすとんと心に沁みる。どの章にもオチがあり、絵手紙までもオチ。起承転結オチきおまけつきのエッセイ。 「自己チェックをくせにしよ…

あぁ素晴らしき絶景かな

『絶景のふしぎ』偕成社 世界と日本の100の絶景と簡単な解説つき 絶景を堪能できる楽しい一冊。

いいものはいい

『こちら文学少女になります』小嶋陽太郎 真っすぐに本音を語る新人編集者の奮闘と過去のトラウマをうまく描いた作品。 「いいものはいい、悪いものは悪い」はっきり言えると傷つくことも多いだろうが、生き方としてはすっきりする。