徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2020-01-01から1年間の記事一覧

さざなみのように

『るさざなみのよる』木皿泉 人がな亡くとなるとういこと、その人が周りの近しい人に残したものをしみじみと描く。 ざざなみのように、もう死を受け入れてもいいやという気持ちと生きたいという気持ちが交互やってくるらしい。そしてその間隔がせまくなり・…

古書の町 神保町

『定価のない本』門井慶喜 GHQ占領下の古書の町、神田神保町を舞台に古書を守る書店主たちの物語。 本による圧死事件から始まるミステリー仕立て。 フィクションとはいえ、太宰治や徳富蘇峰なんかも登場して実話かと・・・ 古典が今も読めるのは、古書屋…

海浜浴

海を見に北上。日本海のヒスイ海岸。 波の音を聞きながら石ころ拾い。 棒にお玉を付けたお手製?のヒスイ掘り棒を持ってヒスイを探しに来ている人たちもちらほら。 ヒスイはわからなかったけれど、海はいいな!

ふわとろオムライス

若 『お願おむらいす』中澤日菜子 帯と見返し、そのまんまの物語。 心がほわっと温まる連作短編集 ここで、この場所でせいがいっぱい生きることが、きっと確かな未来へと繋がっていく。 辛さの単位があるなんて、それもスコヴィルというなんて知らなかった。…

パワースポット

残暑の残る晴れた土曜日。妙義神社に詣でる。 階段の上に権現造りの豪華な社。 汗をかきつつ、階段を上りパワーが山の上まで吸い取られるような・・・ でも、詣でたあとは清々しく、パワーをもらったような・・・ 秋が深まった頃のほうが訪れるには最適だろ…

にがうりともろこし

この夏、にがうり(ごーや)とコーンがすごく相性がいいことを発見。 にがうりの苦味とコーンの甘さ、ひき肉と一緒に炒めて中華だしと 醤油、または味噌味でも美味しい。 または、シーチキンとサラダにしても。 緑と黄色、色鮮やかなのうれしい。

飛びこんだら泳ぐしかないでしょう

『消えていく日に』加藤千恵 いろんな事情をかかえた女性たちの短編集。 人生、飛び込んでしまったら、泳いでがんばるしかないのだろう。 「夏の飛びこみ」「エアポケット」が良かった。 いつかエアポケットから抜け出し生きていく。

ここからはじまる

『ここからはじまる』はらだみずき 内容はともかくも、ここからはじまる いい言葉だな。 いつでも前向きになれる。 おりしも、安倍首相の辞任表明。 持病がありながら、過酷な職務に今まで頑張ったのだから。 難しいことはわからぬが、安倍さんコロナさえな…

タメる

『空は逃げない』まはら三桃 学生時代の男女三人の青春物語。 棒高跳びのアスリート、同姓同名ふたりのリンタロウと芸術を志す感受性の強い絵怜奈。 面白いしかけだった。 終盤まで大けがをして再起をしたのどちらか、読者をひっぱっていく。 棒高跳びでも人…

のっけから失礼します

三浦しをんさんのエッセイ集。 赤裸々につづられた日常にヒトコマ。 のっけから笑わせていだだきました。 キウイ父さん最高。 s

我ニ救国ノ策アリ・・・・

『我ニ救国ノ策アリ』二木英之 作者は信大出身なのか。それで佐久間象山を描いたのかな。 国のことを想い奔走し、維新の英傑に師事されるのに、ドラマの主人公になれない? のは性格が狷介すぎるのか。この時代は惜しいひとたちが暗殺される。 勝海舟の名は…

鉄砲鍛冶師藤兵衛

『玉兎の望み』仁志耕一郎 国友村の鉄砲鍛冶師一貫斎藤兵衛の熱き生き様を描く。 鍛冶師は鉄を鍛えながら、己を鍛えるんや。 という父の教えを守り、自分のことだけでなく村の仲間の鍛冶師 たやちのことも思いやる真の鍛冶師。 井伊家の殿様も粋な計らいをす…

ねこ禅

いぬ派としてはいぬ禅もつくってほしいなぁ。 人生がわんだふるになる教えを

変わったなぁ!

『麦元三歩の好きなもの』住野よる 表題そのままの本。 住野よる、変わったなぁ!

知られざる忠臣蔵

『森家の討ち入り』諸田玲子 討ち入りの影にそれを裏から支えた女性たちを描く。 赤穂四十七士の中に隣国津山森家の三人の旧臣がいた。 義に生きる三人に係るそれぞれの女たちの生き様。 潔くもあり悲しくもある。 豊かさとは、物をつくりだす力、たゆまぬ労…

高齢者医療を描く

さわやかな安曇野を舞台に若き研修医と看護師と恋愛をからめながら、地方の高齢者医療の現実を、美しい花と共に描く。 読みやすくてなおかつ終末期医療の延命か看取りか難しい問題をつきつける。 命の根っこが繋がっているのか否か。 花の美しさに気づかない…

お犬さま

『元禄お犬姫』諸田玲子 面白い時代小説。 あの有名な浅野内匠殿が殿中で刃傷におよんだ時代が、生類憐みの令の時代だったとは・・・・・ 私が知らなさ過ぎなだけだけれど。

凛、凛

『エミリの小さな包丁』森沢明夫 都会で傷つき逃げるように、海辺の一人暮らす風鈴職人の祖父のところにやってきたエミリ。 祖父に料理を教わり、新しい出会いを経て一歩を踏み出すまでの一夏を青い海と優しい風鈴の凛とした音にからませながら描いた優しい…

大雨

南で河川が氾濫。そして北でも。 このところ、自然災害ばかり。 いろんなつけが一気にきたのか・・・・ それでもこの時期アジサイは色鮮やかに咲き誇る。

罪と祈り

『罪と祈り』貫井徳郎 面白かった。 果たして刑事の賢剛は父の犯罪を暴露するのか・・・ そうせざるを得ないような気がする。

こつぶ納豆

井崎商店の「こつぶ納豆」 いただきもので、 納豆は嫌いではないが、お菓子にはな~とこわごわ食べた。 納豆の糸ひき感がうまく残され、おかきとの大きさも程よく、後をひく美味しさ。 一度ご賞味あれ。

いい再会物語

『おいしくて泣くとき』森沢明夫 どう話が繋がるのかと読み進めていく。そういうことなんだと結末になってわかる。 面白いしかけだった。 夕花さん頑張って幸せになって良かった。

やったー レモンシフォンケーキ

前回、作った時はうまく焼けたーと思ったら、焼があまかったみたいで少ししぼんでしまった。 今日リベンジしてようやくうまくできた。やったー!!!

丁寧に生きる

『額を紡ぐひと』谷瑞恵 額装師であった恋人を亡くし、彼の仕事を引き継ぐかのように転職し額装師となった主人公。 額を依頼した人に寄り添い額に収めたい物に対する依頼者の心の襞まで読み取り、それにふさわしい額縁をつくる。 大切な物をきちんとした形で…

文字は哀しみであり、美である。

『文字に美はありや。』伊集院静 事を成し遂げた人の文字は美しい。そして生き方も。

地球を掘る

『いつか深い穴に落ちるまで』をちらちら読みながら 絵本、『地球をほる』を思い出した。 絵本は簡潔で面白く、傑作。

死に支度

『エンディングドレス』蛭田亜沙子 『凛』が面白かったので借りてみた。 最後は身分らしく、自分に合う死に装束を縫う変わった裁縫教室。 夫に先立たれた主人公は、夫の後を追いたいと願い死ぬ準備をしょうとして裁縫教室に 通い始める。 その教室される課題…

氷葬

『氷葬』諸田玲子 武家の嫁が陰謀に巻き込まれ、人を殺めてしまい、その骸を沼で氷葬にする。 すべては自分の子を守るために。 それからめまぐるしく物語は動きだす。忍びとの格闘や公儀隠密と行動を共にするはめになる。 どんどん、心を強くし難局に立ち向…

凛とした人

北の大地で遊女として生きていかねばならなかった一人の女性。大学生ながら 世間しらずのため騙されてタコ部屋に送りこまれ人生が一変してしまった男性。 その史実を知った現代の女子大生の進む道を決めさせる。 どんな境遇にあっても気持ちを凛と持っていれ…

前向きな言葉

『たとえ、明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える』 表題からして前向き。 たとえ明日世界が滅びても、今日、僕は精一杯生きる。 夢を叶えるため、何度転んでも立ち上がって前進する。 人生はこれにつきるのだろうな。