徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2022-01-01から1年間の記事一覧

残ることば

。 『市原悦子ことばの宝物』市原悦子 世の中って残酷だな、理不尽だなという想いが残ったのね。 でも、大事なのはその先で、「けれど、その中で、一日、一日生きていくんだ」と。 そのことを『昔ばなし』が教えてきれました このことばが一番残りました。

生きよ

『僕と彼女の左手』辻堂ゆめ 幼少時の事故のトラウマに苦しむ僕。 その時に救った少女との運命的な再会。 今度は逆に救われる。 最後の劇的なクライマックス。 うねりのような調べが聞こえてくるようだ。 生きよと。 美しいお話。

女神のサラダ

『女神のサラダ』瀧羽麻子 全国各地の美味しく丹精込めた農作物を作る女性を描いた短編集。 夜明けのレタスが一番良かった。 最後は野菜がそれぞれの農作物、酪農品が東京のレストランで供される。 うまくまとめられた作品。

捲土重来

『風が吹いたり、花が散ったり』朝倉宏景 駅でぶつかったことにより、視覚障害のあるランナーの伴走者と走ることになった19歳フリターの揺れる心を描く。 生きずらさを抱え、それでも踏ん張りいい意味での悪あがきをしながら突き進む。 人生、山あり谷あり…

ミス・セロフアン

『わたしの忘れ物』乾ルカ 引っ込み思案で目立たない大学生が学生部からの紹介で複合施設の忘れ物センターのアルバイトをする。そこで少しずつ心の変化が芽生える。 人により大切なものは違う。その物への想いも。 そういうことだったのか。期限付きの49日…

無中で読める

『十の輪をくぐる』辻堂ゆめ 二つの東京五輪をめぐる三世代物語。 集団就職、紡績会社のバレーホール。炭鉱の暮らし。夫のDV。ADHDの子供の子育て。大人のADHD。認知症。生きずらさ。オリンピックに出場する夢。 子供をまっとうに育て守ろうとした母親の強さ…

面白かった

『グ、ア、ム』本谷有希子 大卒でワーキングプアの長女とその姉を反面教師とし高卒で堅実に信用金庫に勤める次女。その姉妹と母とのグアムへの家族旅行の珍道中を描く。 この作家がこんな面白い本を書くとは思わなかった。(前に読んだものはよくわからず、…

掌を空に

『掌を空に』青木ゆうか 震災から10年。電力会社に勤める主人公が自分の生き方、やりたいことを見つけなおす。 福島の再生を。 掌を空に向け夢の向かって挑戦する。 再生と復活の物語。

命の現場

『トリアージ』犬養楓 新型コロナウイルス感染症の重症患者の治療を行う最前線の医療施設が舞台。 まるで、ドキメンタリーのようなリアルさ。 目の前の命を救うための過酷さや葛藤。 命を救うだけでなく、その人の命が終わっていいと判断するのも医師として…

断捨離 その後

ようやく、不用品をまとめた。 燃えないゴミは20袋になり、月に4袋出す。 燃えるゴミは只今、6袋スタンバイ中。 燃えるゴミの回収は週2回あるのでうれしい。 カラーボックスを2つ処分し、タンスの引き出しも1段はからにしたけれど、 もう少し衣類を整…

へバーデン結節

先週、篠ノ井詣出(ベーチェット病のため診察) 病気は安定しているのだが、 いかんせん、左手第2指、3指がへバーデン結節のため、いびつで痛い。 TVでカテーテル治療でよくなるとの情報を得たので、担当医に病院紹介できないかと尋ねるとそんな話は聞いた…

ひとりでカラカサさしていく

『ひとりでカラカサさしていく』江国香織 三人に一体何があったのか?よくわからない。一人は末期がんだから・・・・それなりの理由はあるのだろうが・・・あまりにも衝撃すぎる。場所、時間、方法が。 三人の残された周りの人たちの心の有り様が細かく描か…

おぉ、ミーノ

今日は資源ゴミの日。 古本、ダンボールをごそっと持ち込む。ちょうとすっきり。 ミーノをサックっと。 「そら豆」もおいしいが、「しお黒豆と甘いあずき」も絶妙なバランスで塩黒豆とほんのり甘いあずきが入っており、とても美味しかった。 片付けの合間に…

不要品と悪戦苦闘中

現在、求職中。 自営業から後始末をきちんとせず、仕事しだしたため、不用品がどっさり。 日々の燃えるゴミやリプラゴミは出してきたが、 使わない部屋は不用品の山。 おまけに燃えないゴミは2週間に、2袋までと規定があり時間をかけて出すほかない。 我が…

1日1捨

『1日1捨』すずひ なかな断捨離がすすまない。 この本の中身のようにはいかないが、1日1捨ならできそう。

銀の雪

『八月の銀の雪』伊予原新 五つの出会いの美しい物語。 それぞれが深遠であり、人と出会いによって人生が救われていく。 地球の核や深海、一ミリにも満たない世界、十万年かかる放射性廃棄物の処理。 深くしみじみとした科学と人との癒しの物語。 表題からし…

言の葉

『猫のお告げは樹の下で』青山美智子 装丁か美しい。 タラヨウの葉に書かれたお告げの言葉。 ひとつの言葉が人の人生を切り開いていく、ほっこりする物語。 言葉には言霊がやどるという。 言の葉を、お告げの言葉を大切に。 『』

『渦』大島真寿美 人形浄瑠理璃に魅せられ立作者、近松半二を描く。 道頓堀の人形浄瑠璃、歌舞伎、芝居を取り巻く人々、歴史に名を残した人々をも含め大きな渦の中から話を紡ぎだす。 判二も大島真寿美自身もそうなのだろう。

破天荒

『破天荒』高杉良 知らずに読んでいたら、急に作者が出できて驚いた。 豪快で大胆な石油化学界の業界紙の記者の話かと思っていたら、ご自身の一代記。 力作。 破天荒の本来の意味は故事成語から、「今まで人がなしえなかったことを初めて行うこと」らしいの…

口福

福智☆リッチジェラート、商品名の通りリッチ。 ご褒美で頂戴した。カタラーナのキャラメルソースの濃厚な味。おまおう苺クリームチーズのこくと苺のうまみ。ゴルゴンゾーラ・ドルチェの絶妙な塩味。黒豆きなこのこうばしさ。まだ全部食したわけではないが、…

剛い心

『剛心』木内昇 孤高の建築家、妻木頼黄の物語。 一本筋の通った人。力作。 熱い想いが伝わってくる。

卒婚

『終わった人』内館牧子 エリート銀行マンの定年後の悲哀を描く。 主人公の妻の言葉に感心。 長く一緒にい縁おブツッと叩き切ったら、私の気分が悪いもの。今後介護やあなたの世話をする気はない。でも、離婚という形はとりませんから 卒婚は籍を抜かずにお…

おはようおかえり

『おはようおかえり』近藤史恵 大坂で七十年続く和菓子屋の二人娘、梅子とつぐみのお話。 梅子は名前のごとく梅の実のようにぼとんとその場に落ち、店を継ぐ。 2歳ちがいのつぐみはつばさが生えたように夢があり、やりたいことがどんどんでき前向きに突き進…

私の人生はどこか欠けている

『いるいないみらい』窪美澄 家族のかたちを模索する人たちのやさしくて切なくもあるやさしい想いが詰まった5つの物語。 最後の物語で主人公はいう。 私の人生はどこもか欠けていない。パンノように膨らんで甘い香りを放っている。 と。 夫婦ふたりでも満ち…

品格のある衰退

『すぐ死ぬんだから』内館牧子 外見磨きに気合と努力をし、いつも美しく装う78歳のハナ。 そのハナをいつも褒める夫。仲のいい夫婦で優しい夫だな思っていたら、夫が急逝。 そこから物語は急転。 意外な展開に・・・・・・ セルフネグレクトなる言葉を初め…

春間近

城址公園へ梅のお花見に。 青空に白梅と紅梅。 枝垂れ桜は咲き始め、遅い春がやってくる。 どんなに冬が寒くても季節は巡る。

ソロ活女子

TV「ソロ活女子のすすめ」が終わった。 なんとんく面白く見始めた。 世の中〇〇活ばやりだな。 私もソロ活老女と行こう。

人生はふらここ(ぶらんこ)

『藪医ふらここ堂』朝井まかて お江戸、神田の小児科医、近所ので評判の藪医者、天野三鉄哲と娘、 弟子の次郎助とその両親、凄腕の産婆の亀婆さんなど長屋に住む人たちの笑いと人情物語。 親子の情、近所付き合い、恋愛までをからりと描く。 「人はこうして…

新たな旅たちの季節

いよいよあと2日出勤するだけで退職する。 4月からは私の居場所がなくなる。 どうしょう。どこへ旅立てばいいのか? まずは、ハローワークへ。 お偏路さんにもあこがれるが・・・ 断捨離もしなければ。 何をするにもいい季節だし、なんとかなるだらう。

もしゃもしゃの神さま

『神さまのいうとおり』谷瑞恵 言い伝え、おまじない、風習。昔ながらの大事な日常の暮らし。 うまくいかないのは自分のせいだからと思い込んでつらくなるより、 「物事は目に見えない世界と密接につながっていて、自分ではどうにもならないことがたくさんあ…