徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

仕事は愉快にやらなきゃね、上機嫌にね

『広告の会社、作りました』中村航 有望コピーライターと若手デサイナーが愉快に上機嫌にをモットーに会社を立ち上げ大企業を相手にコンペを勝ちとるお仕事小説。 さくっと読めて前向きになれる。 仕事も人生の愉快に、上機嫌のやれたら最高。

すごい世界観

『象牛』石井遊佳 わからない世界観。想像力の賜物なんだろうな。表題より「星曝し」の風習が面白かった。七夕の夜に家財道具星に沁みついた垢、けがれをおとす。 そして死者との交流のあるふしぎな星曝し。家族の交換もなされるという・・・すごい星曝し。 …

誠の詩人

『星をかすめる風』イ・ジョンミン 戦争中、治安維持法がまかり通っていた時代、(何の罪もない)韓国からの留学生、詩人になること目指していた尹東柱が逮捕され刑務所に投獄される。そして27歳という若さで獄死してしまう。 物語は17歳の看守、渡辺の…

勇気と度胸

『料理通異聞』松井今朝子 料亭八百膳の善四郎の生涯を描く。美味しいものをつくることに邁進した人生。 そのうえ、持って生まれた親切心。 踏み込んで親切を施すにはそれなりの勇気と度胸がいるそ。れは持とうとして持てるものではない。天性の勇気と度胸が…

微妙な心

『婚礼、葬礼、その他』津村記久子 友人の婚礼の最中、会社の上司の父親の葬礼に呼び出されたの微妙な心模様を描く。 気のいい主人公の素直さがいい。