でんでれりゅば・・とういう長崎の童話を連想し、長崎の架空の国の話かな?と思ったら、私の認識不足で、あぁ勘違い、『遠野物語』の姨捨伝説のデンデレ野からきているとは・・・
本の帯に
幕末老人エンタティメント
とあるように、帯そのまんまの面白い話であった。
元気で知恵者の老人が国をまとめる。
善兵衛さんしてやったり、あっぱれだ。
でんでら国の助け合いの組織力はすごい。社会主義的な要素と思いやりの精神が行き届いている。
認知症は童返り(わらしがえり)といい言い方までも優しいと思える。
でんでら国であれば、現在社会よりも、年齢を重ねても生きやすかろう。
ドラマ化されたらいいな。