徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

悼む人

 

壁の男

『壁の男』は悼む人だったのだ。

ノンフィクションライターの興味は読者の興味でもある。

次々に真実が解き明かされ、そうだったのかと感心しきり。

壁に絵を描きながら鎮魂の儀式をしていたのだ。

才能があるからって、ただそれだけで人の価値が

決まるわけじやない。何をしたがが大事なのよ。

という、主人公の母の言葉に深みがる。