徒然3行かもしれない日記

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墨の香り

墨の香 (幻冬舎時代小説文庫)

『墨の香』梶よう子

江戸時代後期、訳もなく離縁された女流書家の雪江が実家の戻り書道教室を始める。

師匠との絆や元気あふれる弟子の武家の娘たちの手習いの様子やイケメン弟との

日常が細やかに描かれている。

儒教の五徳の漢字、仁義礼智信の字を手習いにするることによって話は進んで行く。

男気のある凛とした主人公がいい。

目出度し、目出度しで読後感もいい。