徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

「食こそが人生」

 

癌だましい

『癌だましい』は、「癌だましい」と「癌ふるい」の2作品が納められている。

「癌だましい」食べることがすなわち生きがいの主人公は、、よりにもよって食道癌を申告される。読んでいて痛々しく。壮絶である。漢字で表現するなら癌魂と

書くのかしら。

一方、「癌ふるい」のほうは、癌申告を受け、友人、知人にお知らせメールを送りその返事を採点し篩いにかけるという趣向の作品である。

作者の実体験も含まれてるのか。

確かに病気になれば、一日一日が尊く、悔いのないよう生きようと思い、健康でなにげない日常の有難さに気づくが、それも日々の暮らしの中に埋没してしまう。